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基本的に二人組で演じられる漫才は、落語では一人でやっていたものを二人に分けて対話形式で進めていくため、よりスピーディな展開が可能となる。だが、二人でやる形態が生み出したものがもう一つある。それは「ボケ」と「ツッコミ」という役割分担だ。 ボケと言うのは、会話の流れの中で理不尽な言葉や唐突な言動で、会話本来の流れをずらしていくのがその役割である。これを(すでに一般化しているが)専門用語で「ボケる」という。先に述べたが、「ずれ」ることによる異質性が笑いを生む。つまり漫才のなかで笑いを取るために、ボケと言うのは非常に重要である。ボケがいかに面白いか、どれだけ意外性を突くことが出来るかどうかでその漫才コンビの評価は変わってくる。その性質ゆえボケと言うのは非常にセンスを問われる役割で、天性の才能が重要だと言われている。 それに対してツッコミは、ボケが理不尽な言動など、つまりボケたときにその言動のどこがおかしい(間違っている)かを指摘し、会話の流れを軌道修正する役割を担っている。これを専門用語で「ツッコむ」という。ツッコミの意義はどこにあるかというと、話を先に進めていくことがまず第一。さらにはボケの人間がボケたことをより大きな笑いにすることである。ボケは時にずれ具合が大きすぎ、一部の観客にはわかりづらいことがある。そんな時にツッコミがどこがおかしいのかを指摘することにより、わからなかった人はさっきのボケがどこが面白かったのかを理解して笑い、わかっていた人もやっぱりそうだよな、と共感の笑いとも言うべき笑いが生まれるのである。ツッコミは客の代弁者なのだ。
家族に対するケアの基本姿勢として、家族看護の目的を「家族が、その家族の発達段階に応じた発達課題を達成し,健康的なライフスタイルを獲得したり,家族が直面している健康問題に対して,家族という集団が主体的に対応し,問題解決し,対処し,適応していくように,家族が本来もっているセルフケア機能を高めること」命をおびやかされるような病気にかかった家族成員をもつ家族は,その家族成員が苦痛や機能障害に苦悩するのを目の当たりにする。家族は患者をケアする存在である一方、患者とともに苦悩する家族として,ケアを受ける存在となる。とくに,近い将来死が避けられない家族成員をもつ家族は,愛するたいせつな家族をやがて喪失するという悲嘆のプロセスをすでに歩み始めている存在である。このような家族の危機状態を,やがて乗りこえることができるように,先に述べた家族看護の目的をふまえて,個々の家族のあり方にそった家族支援を多職種チームで実践することが重要である。家族のニードを明らかにし,それにこたえる支援的な援助は,看護者の専門的知識のみでなく,その家族が経験していることに対する看護者の感受性によるところもまた大きい。信頼関係は,看護者側の目標や価値観や期待を押し付けるのではなく,看護者が家族を受容し,家族の感情と信念に対する権利を尊重することによって発展する。
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